タヒチ

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タヒチから帰ってまいりました。

ボラボラ島に3泊、タヒチ島に2泊して
シュノーケリングとかダイビングとか読書とかビールとか昼寝とか
そんな感じの生活をしてきました。

読んだ本はこんな感じ。
京極夏彦   「妖怪大談義」
宮部みゆき  「我らが隣人の犯罪」
坂口安吾   「堕落論
若松義人   「トヨタの社員は机で仕事をしない」
山本ケイイチ 「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」
西原理恵子  「恨ミシュラン
白岩玄    「野ブタ。をプロデュース

2日目にして持ってきた本は読みきってしまい
最後に挙げた2冊はホテルに置いてあった物を読みました。
以下雑感。


今まで「読ませるけど面白いとは思えなかった」宮部みゆき
この機会に再チャレンジしてみるも
やはり面白いとは思えず。
すごく頭のいい人だなあとは思うのですが
どうも心がグッとつかまれない。

坂口安吾堕落論
既存の倫理観、規範など、高潔とされるものにより沿って生きるのではなく
そこから堕落し、自分自身の声に沿って生きよと説いている。
しかし一方で人間は自分自身のみに沿って生き抜けるほど強くはないため
堕落しきれず、結局規範に寄り添わざるを得ないとも指摘している。
この指摘には
サルトルの「人間は自由の刑に処せられている」という言葉に通ずるものがある。

自分で考え自分で選択する自由に耐え切れない(堕落しきれない)可憐な人間は
トヨタ流の仕事の仕方を学んでみたり
筋トレをしてみたりする。

トヨタの社員は机で仕事をしない」
「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」
には、どうすれば堕落しきる強さを持てるかその直接的な答えは書かれていない。
自分自身の声に沿って生きるための答え(のように見えるもの)を
教えてくれないという点で
この2冊はいい本だと思う。
答えが書いてある本はきっといかがわしい。


タヒチでそんなことを考えました。