下着レンタルが登場

「ついにここまで…月々500円“下着レンタル”が登場」
という記事が東京ウォーカーに掲載されていました。

記事へのリンクはこちら↓
http://news.walkerplus.com/2009/0411/5/

以下、記事の概要を引用します。

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4/9からスタートした、「女性用補正下着のリース」というこのサービス。
買うと3万5000円する「キャミソールブラジャー」や、1万6000円する「ロングガードル」が、
月々500円で借りられるというから驚きだ。

1か月目のみ基本料金込みで3900円かかるが、
2か月目以降は月々500円。
契約6か月たてば残金の50%で買い取りも可能という。
補正下着は、通常、1~2年の耐久性があるので、
たとえば「キャミソールブラジャー」を1年借りると約1万円、
買うよりも約2万5000円ほどおトクになる計算だ。

(中略)

「下着はすべて新品ですのでご安心ください」
と言うのは、サービスを行う補正下着の専門店「アンベリーヌ・マーケティング」の担当者。
「3か月以降なら、途中での契約解除もいつでもOKですし、気軽に使っていただきたいですね」
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ファッション以外の業界では
「若者の車離れ→カーシェアリングの普及」が話題になっていますが、
ファッション業界でも、「若者のブランド離れ」が顕著なので、
いつ「ウェアシェアリング」が普及してもおかしくない環境が整いつつあると言えるかもしれません。

実際ブランドバッグのレンタルサービスなんかは既に話題になっていますし、
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/04/11/018/
より広義で捉えれば、「他人が着た(多くはブランド品の)服を安価で入手できるオークション」も
ウェアシェアリングの一つと言えるのかもしれません。

かつて「所有欲」や「持つ喜び」と呼ばれていたものは
「何を持つかではなく、どう使うかが重要だ
(服で言えば、どこの服を着ているかよりも着こなしやTPOの方が重要だ)」
という言説に対して、うまい反論を展開できずにいます。

でも僕は思うんです。
持って満足する方が、うまく使って満足するよりもずっと簡単だ、と。

いいブランドの服を買うには「お金」が必要ですが
うまく服を着こなすには「知識」と「経験」と「センス」が必要です。

この先、もしもウェアシェアリングが普及して、「お金」の問題が軽減されれば
誰もが平等にブランドの服を身に付けることができるようになります。

これが意味するのは誰もが平等に「知識」と「経験」と「センス」を問われるということ。

ブランド品を着て満足することが至上の選択だとは思いませんが
ブランド力で誤魔化しがきかなくなる社会というのも
なかなか気が重くなるものです。