鷲田清一 著 「たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論」は3月5日発売

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「ちぐはぐな身体」や「ファッション学のすべて」など
ファッション関連の著書で知られる哲学者、鷲田清一さんの新刊
「たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論」が3月5日に発売になります。

一部の本屋さんでは明日、店頭に並ぶはず。

個人的には、身体論で服を語る時代は
既にぎ去っているのではないかと感じています。

自分の身体の拡張や変容を目指すなら
身を包む服と生身の身体の関係をどうこう言うより
ツイッターなりiPhoneなりで(現在可能な範囲で)電脳化を進める(近づける)ほうが
よっぽど身体拡張できるだろう、と。
「ネットは広大」で、地理的な距離や物理的な摩擦が限りなくゼロに近いですから。

服で身体拡張やアイデンティティとのせめぎあい楽しむと言うのは
若干アナログで、古典的な手法になりつつある(勿論だからといって無くなるわけではありませんが)。

そんな感覚を覚えていた時に、
今回の、「たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論」発売のニュースを聞きました。

服好きとしては、服よりネットのほうが面白いという感覚を吹き飛ばすような
或いは、両者の折り合いをつけるような、
そして、服の意地を見せてつけてくれる、そんな論考を期待しています。

Amazonによると
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ヨウジヤマモトの衣服に「モード」「性」「身体」「母」
そして「わたし」とは何かを読み解いてゆく、
哲学者によるスリリングな文化論。
デビュー以来の貴重なコレクションフォトを多数収載。
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とのこと。

写真だけでも十分楽しめそうです。

買います^^