お直しの難しさ

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今日の僕の心はアットピースでも安寧でもありません。
心がざわついています。

平たく言うと怒ってます。


先日ヴィクター&ロルフのベルベットジャケットと
デニムタキシードジャケットを袖丈詰めに出しました。
これとこれです↓
http://blogs.yahoo.co.jp/margielamarni/8546587.html
http://blogs.yahoo.co.jp/margielamarni/8269414.html
両方とも本切羽なので肩から詰めなければいけません。
出したお店は地元のお直し専門店。


2週間近く待って今日が仕上がりの日。

お店に行ってジャケットを見てみると。。。
デニムタキシードジャケットは
片方の肩は元と同じナチュラルショルダーに仕上がっているのに
もう片方はショルダーポイント部分が浮いていて
まるでビルドアップショルダーのようになっている。
おいおい。

「すみません。袖付けが左右対称じゃありません。やり直してください」と僕。
「本当ですね。大変申し訳ありません。もう片方のジャケットは大丈夫ですか?」と店員さん。
「こっちは大丈夫そうです。」と僕。
「大変申し訳ありません。やり直させていただきます。」と店員さん。


かくしてデニムタキシードはお直しはやり直しに。
ベルベットジャケットだけ引き取って帰宅した後、
本当にベルベットジャケットも大丈夫か心配になって
もう一度試着。

うん?肩に変なしわが。。。

ハンギングしてチェックしたところ
左袖は身頃に沿うように縫い付けられているのですが
右袖は身頃にうまく沿わず浮いている。
よくよく見てみると右袖だけ袖の内側のシームが見えてしまっている。
おいおいおいおい。


怒りを抑えながら再度お店へ。

「すみません。トルソーかハンガーを貸してください。(ジャケットを着せ付けて)
ほら、こうすると右袖だけ外側を向いているのがわかるでしょう。
袖付けが左右非対称なのは話になりません。
何回もお直しするってことはその分服にも負担がかかるわけですから
ちゃんとしてください。」
と伝えました。
「大変申し訳ありません。すぐにやり直します」と店員さん。


何事にもミスはつきものだと思います。
ただ2回目はないよ!
「過ちて改めざる 是を過ちと謂う」です。
人の大事な服をプロとして対価を受けとって扱っている以上頑張ってほしいものです。


それにしてもお直しって難しいですねえ。。。
いい工場は個人の依頼は受けないし
個人業者だとどこがいいのか情報が少ないし。。。