いいジャケットとは?

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スーツに詳しくない僕が言うとおこがましいのですが
僕がジャケットを見る時の基準(デザインは置いておいて)を
実際にチェックする順に並べてみると

・ボタンはいい物(主に水牛)を使っているか
・シルエットが立体的か
・いい生地か(これはデザインにもよる)
・襟が浮かないか
・本切羽か
・台場仕立てか

になります。


出来の悪いジャケットでいいボタンを使っているものは少ない気がしますし
単純にボタン好きなのでまずボタンで判断することが多い気がします。

次にシルエット。
機械縫製の既製服に立体感を求めても限界があるのですが
それなりの立体感が感じられる服でないと
着ていて疲れるし、立体感のない服は結局他のチェックポイントも
満たされていないことが多いように思います。

生地に関しては物によりますよね。
縮絨や洗い加工なんかは一般的な生地の価値判断の基準には乗りませんし。
ただ洗いがかかっていたとしても
しっとりした感じの生地であることは重視しています。

襟が浮かないかはパターンが自分に合うものかどうかのチェックだと
個人的には認識しています。

本切羽と台場仕立てに関しては
一時期この二つを満たしていなければジャケットにあらず!
なんて肩肘張っていた時期もあったのですが
最近は割とどうでもよくなってきました。

ギャルソンのようなデザイン勝負のブランドのジャケットは勿論(?)
バレンシアガやアレキサンダーマックィーンあたりのジャケットも
満たしていないものがありますよね。
マルジェラも台場仕立てに関しては満たしていないことが多いです。

現代においてお台場仕立てにすることで得られるメリットは
「型崩れしにくくなる」
ことくらいだと思います。
あとは
「脱いだ時かっこいい」
でしょうか。

デメリットとしては
「表生地を多く使いので高くつく」
「表生地が2枚重なることになるのでごわつく」
が挙げられると思います。
流行の細身のジャケットでは
シルエット・着心地の面で邪魔になるだけかもしれません。
内ポケットに物をいれること自体あまりないですし。

本切羽に関しては
やはり袖に立体感がでるのでできれば欲しいところですが
まあなくてもいいです。
本切羽を自慢するために交互にボタンを留める(スタイリスト大久保さん談)
のは避けたいですね。。。


みなさんはジャケットのどのようなところをチェックされるのでしょうか。