言ったもん勝ち

実は先日、車で事故に遭いました。
けが人が出なかったのが不幸中の幸いです。

青信号の交差点に僕の車が既に進入しているところに
対向車が交差点に進入してきて無理やり右折し
僕の車の右側後輪付近に衝突。

対向車(大型車)の運転手さんは
前の道路が大型車進入禁止だと交差点の直前で気付いて
あわてて右折しようとしたそうで、しきりに
「僕の責任です」とおっしゃっていました。

喩え交通法規上相手側に過失があったとしても
(今回の場合は基本8:2か9:1、あとは直近右折などをどう評価するかによる)
こっちもエンジンがかかっていた場合
基本的には保険上、過失割合は10:0にはならず8:2くらいにしかならない
ということだったので8:2で処理してもらいました。

8:2だと保険等級が下がるので保険料は上がり
もらい事故でもこちらの出費は増えるわけです。
なんだか納得いかない。。。

その後色々あって、結局車は修理せず売ってしまいました。
保険会社から支払われる修理代金(修理するしないに関わらず受け取れる)と
売却代を考えればそこそこの額になったので
旅行に行こうか、そのうち新しい車を買おうか検討中です。

で。

車の売却先である中古屋さんに聞いたところによると
「自分のエンジンかかっててもごねれば過失割合10:0にできますよ。」
とのこと。

え。

曰く保険会社が過失割合を10:0にしないのは
過失割合を10:0にすると
10の方の保険会社は修理代金は勿論のこと、場合によっては
代車(車種指定可能、相当の現金請求も可)や
精神的負担(怖くて車に乗れない等)に対する慰謝料なども
支払う必要が出てくるため
8:2の場合の8+2の代金よりも
多く払わなければいけないからなんだそうです(それだけじゃないかもしれませんが)。

過失割合0の方の保険会社としても
今回一円も負担しなくていいのは助かるのですが
10:0が成立しうるということになってしまうと
今後、いつ自分の会社が10(代金的には10+α)負担させられるかわかりません。
そのため、保険会社間で
「今回の過失割合、うちの10にもできますけど、8:2にしときませんか。
次回、そちらが10の時も8:2にしますから。」
なんてやりとりがあるそうなんです。

しかしここで客が
「絶対10:0だ!!」
とごねてごねてごねまくると保険会社も仕方なく
過失割合を10:0にすることがあるそうなんですね。
実際その中古屋さんは何回か10:0にしたことあるそうです。
そして今回の僕の事故の場合
相手側が過失を認めているので10:0でもいけたんじゃないかと。。。。

いやあ、世の中複雑ですねえ。

皆さん事故の時はごねてみてはいかがでしょうか。
過失割合0なら保険等級も下がりませんし。