HUGE 11月号

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先月号↓でも予告されていたとおり
http://blogs.yahoo.co.jp/margielamarni/24633351.html
今月号のHUGEに
マルタンマルジェラ20周年を記念したマークボスウィックのアートワーク
が掲載されています。

詳細は雑誌を見ていただきたいのですが
紙面を12ページ割いたなかなか大掛かりなものでした。
アートワークのテーマは「ホロスコープ」。
いわゆる12星座。

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時はやって来ては去っていく、
それらは通り過ぎる
この雑誌をめくるように、
ひとつまたひとつ、
それらは時間になり、
月になり、
年になる
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とマークボスウィックは書いていましたが、
時を経て古くなった服を再構築したり、
昔の服をレプリカとして現代に蘇らせたりする
マルジェラのクリエイションにおける
「服の時間を循環させ、新しい命を与える行為」と
20年というマルジェラの「時間の積み重ね」、
それら2つを同時に示唆するかのようなアートワークだと思いました。

マルジェラとマークボスウィックが協働した昔の作品を見ていると
一個の人と服が着目されていて
(chandernagor82さんの表現を借りると)パーソナルなものという印象を受けます。
他方、今回のアートワークを見ていると
よりクリエイションの本質というか
メゾンマルタンマルジェラが有する(であろう)思想性そのものを
あらわすものになっていると感じます。

この変化は、焦点を当てる対象が
コレクションなのか20周年記念なのかという
「テーマの違い」によるところも勿論大きいのでしょうが
「マルジェラのクリエイションの変化(ラインが増え思想性が明確になってきた)」によるものも
大きいのではないかと思いました。


追記:
現在開催中の20周年記念エキシビジョン終了後、
10月18日からこのアートワークが
恵比寿店で展示されるそうです。