ほんとうは、何が幸福で、何が不幸かなんてわからない。
でも、ふとした笑顔がその場を和ませるように、
ふとした仕種にいとおしさを感じるように、
写真が誰かを和ませたり、勇気づけたりできたらいい。
撮ったときの関係性とか、この時とか、幸福な一瞬とか。
永遠になれ、そう思ってシャッターを切る。
冒頭のこの文を所有したくてこの本を買いました。
この本には色々な人たちの色々な幸福が切り取られています。
でもやっぱり他人を撮った写真よりも
アラーキーが奥さんを撮った写真のほうにぐっと来るのは
二人の関係性がそこに写っているからでしょうか。
僕もそんなふうに写真を撮りたいです。