マルタンマルジェラ シャツの変遷

手持ちのマルジェラメンズラインのTシャツを
年代順に並べてみましょう。


2000年代前半のものは、アーティザナルラインのものであることもあり
身幅がタイトで袖丈が短く伸縮性があり
アンダーウェアのようなシルエットが特徴的です。
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06ss以降、アーティザナルラインの高級化に伴い
転写物などのプリントシャツは10ラインからリリースされるようになります。
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この頃から着丈が短いものが多くなり
カジュアルなシルエットになってきます。
特に10ライン移行当初の
06ssにリリースされたカメラ転写シャツは
かなりゆったりとしたシルエットになっています。


さらにここ数シーズンの物を見てみると
伸縮生のある生地を用いて
タイトなシルエットを追求するようになってきていると感じます。
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しかし着丈は短いままなので
2000年代初頭のアーティザナルのようなリーンなシルエットにはなっていません。

05ssから新設された14ラインでリリースされているシンプルなカットソー類は
タイトで伸縮生のあるアンダーウェアっぽいものが多いので
カジュアルな10ライン
モードより(という表現が適切かはわかりませんが)の14ライン
という棲み分けが進んでいるようです。


転写好きとしては
昔のような(或いは現在の14のような)シルエットの転写Tシャツを
心待ちにしているのですが
上記の棲み分けが今後も進むようなら実現は難しいかもしれません。


最後にやや恣意的で大げさではありますが
シャツのシルエットの変遷を端的に示す2枚の画像を載せておきます。
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