勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

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以前情熱大陸で見て
「マッチョなおばちゃんだなあ」と思った勝間和代の本を購入。
この本、アマゾンでやたら売れているようです。

この本ではビジネスに役立つ思考法を
7つのフレームワークとして提示しています。

7つのフレームワークがそれぞれ面白いのですが
3つ目の「視覚化力=イラスト、図表を使って視覚に訴えかけることが有効」
4つ目の「数字力=数字はコミュニケーションツール。その数字がディスカッションのきっかけになることが重要」
5つ目の「言語力=言葉は自分の感触を相手に伝えるためのツール。相手の気持ちを膨らませるよう用いるべき」
には特に共感しました。

僕は仕事で図表にも数字にも言語にも触れる機会が多いのですが
この本に記されているような数字や言語の持つそれぞれの特性を痛感することは非常に多いです。

特に数字については(学問としての数学においては違うのかもしれませんが)
まさにディスカッションを惹起するためのツールだなあと感じています。
(解釈は人それぞれだけどとりあえず)誰にでもわかる=共通前提となりうる。
これが数字の持つ最大の力だと思います。

言語については
推敲を続けていると文章の美しさなどに拘泥し始めてしまって
主張すべきことがぼやけてしまうことが多々あります。
「相手の気持ちを膨らませるように用いるべき」というのは
「言語は主張すべきことが相手に届くように用いるべき」ということ。
心にとどめておきたいと思います。

こういったフレームワーク武装した上で
あとはとにかくやってみろ、やってみてだめだったら修正すればいい。
そのほうがやる前にあれこれ考えるより絶対いい。
というのが著者の基本的な姿勢。

勝間和代はやはりマッチョな人でした。


追記:ついでに野口吉昭著「コンサルタントの『質問力』」も読みました。
   言っていることは正しいけど新規性はない。これが感想。
   僕の気持ちは膨らみませんでした。