何のために仕事をしますか?

三菱電機が毎年行っている新入社員を対象としたアンケートの2009年度版の結果が
先日発表されました。
結果が載っているPDFへのリンクはこちら
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2009/pdf/0409-a.pdf

「社会人に特に必要だと思う要素は?」
「何のために仕事をしますか?」
「どのような生き方をしたいと思いますか?」
などの項目を含むアンケートを、
2009年4月入社の新入社員770名に配布し、584名から回答を得ています。

僕が面白いと思ったのは「何のために仕事をしますか?」という質問に対する回答結果。
※複数回答化。カッコ内は2004年度の結果。

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1位 人間的に成長するため     36.5%(43.3%)
2位 社会に貢献するため      33.9%(23.7%)
3位 生きていくための方便として  15.8%(15.2%)
4位 自分の夢を実現させるため   11.8%(13.4%)
5位 金持ちになるため       1.0%(1.3%)
6位 名誉・名声・尊敬を得るため  0.5%(0.4%)
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2009年度と2004年度を比較すると
順位は変わっていないのですが
1位の「人間的に成長するため」が約7%減少し
2位の「社会に貢献するため」が約10%増加しています。

誤解を恐れずに言えば
「この5年間で、自分自身の人間的成長よりも社会貢献を指向する若者が増えた」
と結論できると思います。

こういった若者の価値観の変化は
一人の若者である僕自身も常々感じているところで
昨年ヒットした「おくりびと」という映画からも似たような価値観の変化を感じました。
詳細はmasaruyoさんのブログのコメント欄を参照下さい↓
http://www.sansu.org/WP/?p=341

ラフシモンズもたしか雑誌のインタビューで
「ファッションの道と医学の道、どちらを選ぶかで迷った。
医学のように直接的に目に見える形で人を救うことのないファッションの道を選んだことに、
引け目を感じたこともあった」
といった内容を語っていましたが、
これも同様の価値観が背景にあるのではないかと推察します。

ラフシモンズの服を着ることで気分が高揚することは十分にありうるでしょうから
ラフシモンズが社会貢献していることは間違いなく(文化的・経済的な貢献も多大なものがあるでしょうし)、
彼が引け目を感じていたら、僕なんてどれくらい後ずさればいいのか想像もつきません(涙)

ちなみに僕のランキングは

1位 社会に貢献するため      
2位 生きていくための方便として  
3位 名誉・名声・尊敬を得るため

です。

皆様はいかがでしょうか。