考え事

社会貢献

あけましておめでとうございます。 いきなり去年の話になってしまうのですが、 年末に母校で1コマだけ授業を担当させてもらう機会に恵まれ(といっても3年目ですが) 大学2年生相手に120分、キャリア形成に関する授業をしてきました。 僕は後輩に 「自分が本…

損をすること

毎年恒例の小学生向けサマーキャンプに スタッフとして参加してきました。 恒例と言っても昨年は仕事が忙しすぎて不参加。 忙しすぎて今年、職場を変えて、1年ぶりの参加でした。 キャンプでは毎年、子どもたちへメッセージを発信しつつ 同時に自分自身が考…

嫉妬について

大学の同期が自分より出世してたり、業績を出してたりすると嫉妬します。 素直に嫉妬できていればまだいいんですが 相手の仕事っぷりを否定して 自己肯定している自分に気づいたりするとぞっとします。 出る杭は打たれる。 少なくとも打ちたくなるだけこいつ…

文章を自分の言葉で書くこと

ここしばらく関わらせてもらっていた仕事がようやく手を離れました。 複数人でまとめあげた文章は、これから色んな人の目に触れて、手を通って 世に出ていく予定です。 文章ひとつに社会を変える力はないけれど これが一つのきっかけとなって 少しずつでも歯…

エースと四番は育てられない

野村克也氏のこの言葉が最近気になっています。 僕が学生の頃とてもお世話になったある先生は 飲み会の席でこんなことを言っていました。 「教育はするよ。でも本当に伸びる奴は勝手に伸びる。結局そういうものなんだよ。」 また別の先生はこんなことを言っ…

最近考えていること

数年前までのマルジェラは自分にとって 知的な刺激を与えてくれて、着ればかっこよくて、社会の在り方を教えてくれるものだった。 社会の在り方を教えてくれるという意味では 今のMMMも十分に示唆に富んでいるんだけど (企業が大きくなると市場主義に走らざ…

新しいこと

マルジェラが名古屋に新店舗を出すそうです。 コンセプトはワードローブだそう。 私事ですが、僕が職場を変えてそろそろ1年が経とうとしています。 1年の間にできたこと、できなかったこと、これからやるべきことが ようやく少しずつわかってきました。 今の…

服の価値

ブログをやられたことがある方なら ブログにアップすることを目的として写真を撮ったことがある、 という方は少なくないと思います。 もちろん被写体を写真に収めたくて写真を撮ってはいるのだけど 「これ撮ってブログにアップしよう」というのも 写真を撮る…

イノベーションとコラボレーション

wikipediaによれば、イノベーションという言葉は、 「新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、 社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革である。」 と定義されています。 他の多くの…

ノンバーバルコミュニケーション

週末大阪でとある会議に参加してきました。 会議参加者の半数近くは、昨年に行った業界の偉い人巡りでお会いした方々で、 平均年齢は50歳くらい。 僕は場違いなくらいの若輩者です。 議長は地元大阪の方だったのですが 色々と気を使ってくださって 会議が始…

ミクロとマクロ

僕の仕事は「多くの人の話や意見をまとめること」と言っていいものです。 仕事として誰かの話を聞く時は 「その人の意見を最大限に引き出す」 よう留意しています。 出来ているかどうかは別にして そう心がけて話を聞いています。 ミクロな対象である個人の…

インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセントという言葉は 「よく説明すること、説明責任を果すこと」 というニュアンスで使われることが多いのですが、 正しくは「説明をした上で同意に至ること」であり 「説明」そのものではなく「同意」を重視する概念です。 ただ、説明す…

何のために仕事をしますか?

三菱電機が毎年行っている新入社員を対象としたアンケートの2009年度版の結果が 先日発表されました。 結果が載っているPDFへのリンクはこちら http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2009/pdf/0409-a.pdf 「社会人に特に必要だと思う要素は?」 「…

中澤佑二さんの話

昨日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」での中澤佑二さんの話。 プロフェッショナルとは... 「見ている人を幸せにすることができて 楽しませることができて その人を見て夢を見ることができる、 そういう存在がほんとのプロフェッショナルなのかなと思…

村上春樹 「僕はなぜエルサレムに行ったのか」

文藝春秋4月号に村上春樹さんの独占インタビューが掲載されていました。 エルサレム賞を受賞しイスラエルで受賞式典に参加してきた村上春樹さんが なぜ、どのような思いで式典への参加を決めたのか、そこで何を伝えたかったのかが 13ページのインタビュー記…

立ち止まることでその先にある危険から逃れる手段もあるだろうが

ブログを書くということは 「不特定多数の方々に自分の価値観・選好を伝えること」 と言えると思います。 このブログは幸いなことに現在1日600~700人の方に見ていただいています。 600~700人と言うと僕が通っていた小学校の全校生徒数よりも多いことになり…

文章、あるいは映画の長さについて

僕は基本的に文章は短い方がいいと思っています。 例えば仕事で文章を書く時 初稿が15000字だったとします。 これを8000字にしてみる。 できれば5000字にしてみる。 必然的に重要なポイントだけが文章に残されます。 重要なポイントだけになると、文章の骨組…

話の聞き方

今日は奥さんが僕を置いて遊びに行ってしまったので 僕もやりたいだけ仕事をすることができました。 泣いてなどいません。 そんなわけで今仕事モードなので少し仕事の話を。 以前、ファッションに関する著作でも有名な鷲田清一先生の講義を聞く機会があった…

再構築

注:今日はちょっと青臭いことを書きます。 僕はマルジェラが好きです。 マルジェラは破壊のデザイナーなんて呼ばれることもありますが 僕がマルジェラのことを好きなのは、彼が破壊のあとに創造をするからです。 古着を解体(破壊)して新しい服として再構…

任せる才能

以前にも書いたことなのですが ブログをはじめてから 自分以外の人の力(知識・知恵など)を借りるというのは 非常に強力な手段なのだつくづく感じるようになりました。 服全般に関する知識はさておき マルジェラに関する知識はそれなりにあるつもりでしたが…

文系と理系

最近、文系と理系という区分が気になります。 一般的には文系は文章読解に強く、コミュニケーションスキルが高いと言われ 理系は数字に強く、論理的思考を得意とすると言われますが ぱっとお読みいただくだけでも 「文系で論理的思考をする人もいるよ」 「理…

心の欲するところにしたがいて矩を越えず

父は祖父母から プライドを持って生きなさい と言われて育ったらしい。 父は僕には プライドを持って生きろ とは言わなかった。 自分にもしも子どもができたら 美学をもって生きてほしい と思う。 最近見ないけどホスト出身の城咲仁が以前 「自分は浮気はし…

祈り

僕は特定の宗教を信じているわけではないのですが 最近、祈ることの意味をすごく見直しはじめています。 以下思うことを書いてみますが 祈りの一側面を僕なりに捉えたものでしかないことを事前にお断りしておきます。 例えば、昨日まで参加してきたキリスト…

個性と専門性

今日は髪を切りに行って、 その後マルジェラ表参道にも寄ってきました。。 今まで担当だった美容師さんが海外に行ってしまったので 今回から新しい美容師さんが担当に。 新しい担当さんは男性です。 男性に髪を切ってもらうのは7年ぶりくらいだったのですが …

長文注意!

今夜の爆問学問は東京藝術大学の宮田亮平学長。 「一人でアトリエにこもって作品を作るのはよっぽどのことがない限り難しい。 美大には色々な作品や色々な学生がいる。 それらと自分自身を比較して自分の立ち位置を修正してみたり 本当は何がやりたいのかを…

デザインとアート

sukebeningenさんが最近のエントリ 「現代におけるファッションのリアリティーというモノの困難さについて」 でこんなことをおっしゃっていました。 記事全文へのリンクはこちら↓ http://d.hatena.ne.jp/sukebeningen/20080611 ----------------------------…

グループダイナミクスのことはよく知りません

僕は毎年夏には小学生対象のサマーキャンプに ボランティアスタッフとして参加しています。 キャンプの期間は1週間。 参加者は小学生1~6年生の男女70名くらいで 年齢ごとに12グループに割り振られ 大学生ボランティアがリーダーとして 各グループを受け持ち…

食わず嫌い

僕は食べ物の好き嫌いは(多分)あまりないほうで 内臓系も貝類もイケます。というか両方とも大好きです。 ただ梅干は苦手です。 ちゃんと食べたこともあまりないので 食わず嫌いと言うべきでしょうか。 梅干がマイナーだったり、とても手の出ないような高級…

地産地消とダブルメジャー

「地産地消」とは「地域生産地域消費」の略だそうです。 経済的側面から見れば 外部(国外を含む)からの輸入に頼らず 地域で消費するものは地域で生産し、輸送費を抑えることで エンゲル係数を下げるというメリットがあります。 また国内の農業生産を支持す…

装飾とステッカーチューン

発売中のBRUTUS CASA EXTRA ISSUEに載っていた 漫画コラムに惹かれました。 内容は 世界の歴史建造物を見ると(ex.サグラダファミリア) 信仰心の強さと建築物の装飾性の高さは比例していることがわかる。 翻って現代の日本人の若者の多くは無宗教であり 信…