エースと四番は育てられない

野村克也氏のこの言葉が最近気になっています。


僕が学生の頃とてもお世話になったある先生は
飲み会の席でこんなことを言っていました。
「教育はするよ。でも本当に伸びる奴は勝手に伸びる。結局そういうものなんだよ。」

また別の先生はこんなことを言っていました。
「東大生って勝手に育つじゃない。
自分がモノにならなかったら、自分がいけなかったんだと考える。それはすごい美点だよ。」


できない人を引っ張り上げる方法は確かに存在するし
できる人をさらに伸ばす方法も確かに存在します。

教育の基本はその人の力を引き出すことで、
全員を一定のレベルに引き上げることが目的ではない。
本人の成長こそが大切だと思っています。


でも、教育の手が届かない領域も確かに、ある。
それが「エースと四番は育てられない」ということなんじゃないかと思っています。


世の中ってつくづく不公平ですね。