文章を自分の言葉で書くこと

ここしばらく関わらせてもらっていた仕事がようやく手を離れました。
複数人でまとめあげた文章は、これから色んな人の目に触れて、手を通って
世に出ていく予定です。

文章ひとつに社会を変える力はないけれど
これが一つのきっかけとなって
少しずつでも歯車が回り始めてくれればと願うばかりです。


この仕事を通して色んな職種の方と議論を交わしました。
その中で印象的だったのが弁護士の方の言葉。


「医療関係の人は、先行する文章を引用しつつ、ぽんぽんと文章を『置き』にいくことが多いけれど
もっと自分の言葉で、ストレートに思いを表現してもいいのではないでしょうか。」


EBM(根拠に基づいた医療)を」と言われ続けた結果、
知らぬうちに外堀を埋める癖がついてしまって
かゆいところに手が届く、本丸を攻めるような文章を書こうとする意識が
薄れていたのかもと反省しました
(そもそも引用した文から文章を構成することをEBMと呼ぶのではない)。


新しい文章を書くのだから
既存の文章をそれらしくまとめあげるだけではなくて
新しい、オリジナルなメッセージを発信することが大切です。

手触りのある文章を書くこと。
そして書いたからにはその言葉から逃げないこと。

息子よパパはがんばるよ。