Maison Martin Margiela 12ss メンズコレクション

締切り続きで更新が遅れてしまいましたが
メゾンマルタンマルジェラの12ssコレクションが既に発表されています。

以下、画像はstyle.comからの転載です。

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12ssでまず目をひくのはシースルー素材ではないでしょうか。
あちらがシースルーであることそのものを楽しむデザインだったのに対し、
マルジェラのシースルーは、重ね着している下の柄が透けて見えるという
コーディネート全体としての提案のように受け取れます。

そうでもないと単なる二番煎じになってしまいますしね(^^;

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シースルー以外で目が行ったのは、上記の二つのルックで使われているポンチョのようなアウター。
上のルックはレインコートにも見えますが、下のルックは本当にポンチョといった感じですよね。
トリコロールのラインのせいもあってか、どことなく11ssのモンクレールガムブルーを連想させます。

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その他、個人的に気になったのはコート。
特に上のルックのものはオーバーサイズっぽくてアンバランスさが面白いです。


コレクション全体の印象ですが、
今までになく「マルジェラらしさ」の少ないコレクションだというのが率直な感想です。

「マルジェラらしさ」というのは曖昧な概念ですし、個人によってその定義もちがうと思うのですが、
1112awで戻って来かけているように見えた、手作り感というか、小汚さというか、
そういうテイストがまた少し遠くに行ってしまったような気がしています。

それはそもそも春夏コレクションで軽衣料が多いからかもしれませんし、
或いは、印象的なナイロン素材のアウターのせいかもしれません。

マルジェラでなければいけない理由が見つけられない。

好き嫌いに個人差はあるにせよ
ぱっと見て、ブランド名などのわかりやすいロゴはないけれど、でもやっぱりすぐにマルジェラだと分かる
そういうコレクションではない気がしました。