マルタンマルジェラ ◎⑩ アーティザナル ペンキデニムジャケット

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こちらはマルタンマルジェラ アーティザナルラインのペンキデニムジャケットです。

マルジェラといえばこのデニムジャケットを連想される方も
多いのではないでしょうか。

このジャケットは
メンズラインが立ち上がる前には
ユニセックスなサイズのものが◎ラインから
メンズラインが立ち上がってからは◎⑩ラインから
リリースされてきました。
しかし近年はリリースされておらず
アーティザナルラインが高価になってしまったこともあり
今後リリースされる可能性は低そうです。

ペンキ加工がされたデニムジャケットは基本的には
リーバイスの3rdをベースにしたものが多い中
こちらは2ndがベースになっています。
2ndベースのため3rdベースのものに比べて着丈がやや短めです。
もちろん胸ポケット位置も低くなっています。

ペンキジャケットについては
「ただペンキを塗っただけ」といった批判を
耳にすることもありますが
写真を見ていただければお分かりいただけるように
ボタンは全て無地のものに付け替えらています。
また、ペンキが塗られているためわかりづらいのですが
身幅やアームホールも細身にリメイクされています。

デニムが色落ちするように
着用するにつれてペンキが剥げてきて
アタリが出てきます。
以前マルジェラのショップについて書いた時にも書きましたが
もともと経時変化を経てきたアイテムを再生させ
また新たな経時変化を楽しませるマルジェラの手法は
非常に斬新で単なる古着リメイクを超えた存在になっていると思います。

ちなみにペンキ加工のジャケットは
クリーニングに出せるのかが以前からの疑問でした。
表示は一応水洗い可になっているのですが
ペンキが水性なのか油性なのかがわからないため
水洗いしてペンキが剥がれたり溶けたりしたらどうしようかと
クリーニングに出す勇気が持てずにいたのです。

しかしこの春夏、このジャケットを着る機会が多かったため
さすがに一度はクリーニングに出そうと決意しました。
相談に乗っていただいたクリーニング屋さんも
ペンキ加工のジャケットをクリーニングしたことはないとのことでしたが
「水洗い可ってかいてあるし洗ってみてください!」と
無理を言って洗っていただきました。
結果全くペンキも剥げず
古着特有のにおいだけが取れて返ってきました。
さすがに洗濯機で洗うのは厳しいと思いますが
クリーニングには出せるようなので
同タイプのジャケットをお持ちの方がいらっしゃいましたら
お試しください。