御利益ファッション

僕の好きなバンド、グループ魂がこんなことを言っています。


「別にぱんつが見たいわけじゃねえ!俺はぱんちらが見たいんだぜ!」
「皆まで言うな!御利益!御利益!」


現代ではぱんちらが大人気です。
しかし女性がノーパンで生活するほうが一般的だった
或いは履いていたとしてもブルマのようなズロースだった1930年代までは
あまり御利益感がなかったようで
当時「つむじ風惜しいが皆履いている」といった川柳も詠まれていたようです。
何を意味するか、皆までは言いませんが(汗)

その後、1950年代頃になると、身体にフィットするある意味扇情的な形のぱんつが普及し
それに伴い、女性達もぱんつを隠すようになり、
ぱんちら人気が爆発したのだとか。
(ここら辺は上野千鶴子井上章一の本に詳しいです)


要約すると、ぱんちら人気の背景には以下の2点が不可欠だったということになります。
1.女性が皆ぱんつを履くようになる
2.ぱんつがより女性性を体現する扇情的な形に変化し、女性がぱんつを隠すようになる

ぱんつよりもすごいものを期待したらぱんちらのありがたみ(御利益感)がなくなってしまうし
ぱんつ自体が見られても恥ずかしくないスカートやスラックスのような存在で
人目に触れるのが当然のものであってもありがたみがなくなってしまう。


こう考えてみると冒頭のグループ魂の「御利益!御利益!」というフレーズが
いかに的を得たものであるかがわかります。


ファストファッションのような着る側にお得感のあるバリュー服とは別に
見る側にありがたみを感じさせる御利益ファッションを
メンズファッションにも導入できれば大ヒット商品が生まれたりするんでしょうか。



おまけ:最強のぱんちら画像を見つけました。
そういうのがお好きな方だけどうぞ↓






















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