Key of Life 01 NY

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植物関連の本をamazonで探していた時、
偶然おしゃれっぽい本を見つけたので購入してみました。

それがこのKey of Life。

サブタイトルは「キー・オブ・ライフ NY編 クリエイターたちのインテリア」なので
今後LA編とかパリ編とかがリリースされる予定なのでしょうか。

このNY編では、マークボスウィック、アダムキメル、スーザンチャンチオロ、テレンスコーなどの
有名アーティストのインテリアを見ることができます。


個人的には、一冊まるごと全編通して面白いという本ではないなというのが正直なところ。
アダムキメルやテレンスコーのインテリアが見れるのはうれしいと言えばうれしいのですが
僕の好みとは若干ずれているのか、そこまで引き込まれる感じはしませんでした。

しかし、マークボスウィックのインテリアを見ることができ、インタビューを読むことができるというだけで
この本を買う価値はあると思います。

特にインタビューが面白い。

「ぶっとんだ変な人だな」くらいにしか思わなかったのですが
今回のインタビューは共感するところが多々ありました
(それでもやっぱりぶっとんだ人だなとは思いますが)。

以下、一部を引用してみます。


-自分にとって家とはどのような存在?-

家は君だよ。それは僕であり、君だよ。僕なしでは、君なしでは、家は何の意味もない。
(家は)ファミリーライフを、君が送る生活を歓迎する構造、骨組み、建造物だ。
僕にとっては家がすべてだ。そこは、僕が暮らし、仕事をし、僕がいたい所。
人々をもてなし、楽しい時を過ごす所。
(中略)
人々をプライベートの中に招き入れる、歓迎するのが好きなんだ。
そうすると人々を自分自身で暖かく迎え入れることができる。
君のアートを感じることができる。
僕の家の一員として誰のことも拒んだことはない。


-愛着のある小物とかある?-

物ではないな。大事にしているのは僕のハートだな。
「私のハートは、私のアート」という素敵な表現があるよ。
「僕が大切な物を見せましょう」というとき、僕にとってはその会話とお茶を共有することこそが
本当のアートなんだ。
僕たちは反応することにすごい時間を費やしていると思う。
自分たちの仕事や、参加すること、協力することやら、僕たちは物事に反応している。


マークボスウィックが「反応」を重視しているというのが興味深いです。
建物、家具、小物、そういった物質的なものではなく
そこで生まれる人間のやりとりや関係性に興味を持つ。

「建物」「家具」「小物」という単語を、「成果物」や「業績」などに置き換えたら
家だけでなく、仕事にも通じる考え方かも知れないなと思いました。
出来上がったものにも勿論それなりの興味は持つけれど、
それを作り上げるための人と人とのやりとり、共働する過程を楽しむというか。


さてさて、こんな感じで結構スピリチュアルなマークボスウィックのインタビューですが
インテリア自体ももちろん素敵です。

マークボスウィックの自宅のインテリアは
ネット上でも少し見ることができます。

インタビュー云々より、インテリアそのものに興味のある方はこちらでどうぞ。