masao shimizu 再構築デニムパンツ 15ss
こちらはmasao shimizu 再構築デニムパンツ 15ssです。
奥さんに、「また買ったの!?」と言われました。
また買ってしまいました。
今期はセンタープレスラインに沿った切り替えしが特徴的。
更に切り替え部分は袋縫い(?)されていて、立体的な作りになっています。
フロントは多数の切り返しが入っていますが、
よく見てもあいかわらずどうなっているのかわかりません。
フロントはジップフライ。
最上部のボタンは内向きについていて、自分の体に向けて留める形になります。
身体にあたって邪魔かな?と思っていましたが、着てみると全然気にならず。
賛否両論あったという右前身頃のウォッチポケット(と呼んでいいのか)。
かなり深く収納力はありそうですが、やはり実用性は今ひとつでしょうか。
レベルソの反転機能と一緒で、
「ほとんど使わないけど夢がある」といった類のディテールな気がします。
実用性が低いぶん、着用時にこのポケット部分がかさばったりすると
評価が下がりそうですが、そこはmasao shimizuの技術力で
全く違和感なく履けてしまうのがすごいところだと思います。
インシーム。
インディゴの残った生地(元のデニムのセルビッチ?)が覗いていて
良いアクセントになっています。
バックスタイルはシンプルで、右後見頃にくり抜きのポケットが1つ。
ここ2シーズンのバックポケットよりデザインがシンプルな分、実用性がありそうです。
さらに今期はトップスも買ってみました。
「元々の丸首に切り込みを入れ、表に折り返し襟ぐりをVにして、そこにVネックをつけた」
とのことですが、誰か噛み砕いて解説してください。
襟ぐり以外は非常にシンプルなTシャツなのですが意外にデザインが強く
再構築デニムパンツと合わせると
個人的にはやや過剰な感じがする(かつグレーとライトブルーだと薄すぎて顔が目立つ)ので
別々に合わせようかなと思っています。
個人的に再構築デニムパンツにはつかれたエイズTとカーディガンぐらいが
丁度良いと思っています。
さらにこちらも購入。
こちらも襟のデザインが変わっていて、袖付も前身頃と後ろ身頃で
ラグランとセットインが使い分けられていたり、細か過ぎて伝わらないデザインが満載です。
このデザインのトップスがここ数シーズン定番で出ているので
秋冬ではニットに注目してみたいと思います。
全てのアイテムに工夫が凝らされていて、安易なプリント物などに逃げない。
かつ着心地がとてもいい。
masao shimizuはほんとうにいいブランドだなあと感じています。
東コレに出だした頃のミハラヤスヒロを見て
「あ、ここは靴を中心に全身のコーディネートを組み立ててるブランドなんだな。」
と、非常に新鮮に感じたのを覚えています。
一方、masao shimizuはパンツを中心にしたブランドだと(勝手に)感じています。
今シーズン、デザイン性の高いパンツを引き立てるトップスの方向性、
定番になりうる意匠が示されたように感じました。
このまま再構築デニムを買い続けると、奥さんに
「また同じようなの買って!」と怒られること必至なので
是非、再構築デニムに一番合うトップスをリリースしていただきたいと願っています。