マルタンマルジェラ ⑭ 肘パッチカーディガン その2

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こちらはマルタンマルジェラ ⑭ 肘パッチカーディガンです。

今期11ssの商品です。
久しぶりにパンツ以外の期中の商品を買った気がします。

7万弱という価格にビビって立ち上がりからしばらくしても
購入には至っていなかったのですが
安く購入できる海外サイトをtwitterで紹介して頂いたのをきっかけに
思い切って購入してみました。


定番でリリースされているこのニット、今期の特徴は何と言っても
スクエアな肘パッチでしょう。

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僕が持っている過去のものとはまた違う角ばり方で
今期のはいかにも長方形といった形になっています。

ここ数シーズンは、もっと丸みの強い楕円形の肘パッチが使われていたので
特に今回のパッチのこの四角さが目をひいたように思います。


肩の作りはこんな感じで、

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さらに後ろ見頃はこんな感じで、所謂ハンマースリーブになっています。

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素材はコットンですが、生地自体はどことなくカシミアのようなやわらかくしっとりした質感です。


とまあ型にはまった説明はこれくらいにして、
今回はこのカーディガンと、無印のカーディガンの比較をしてみたいと思います。

「無印のニットにカレンダータグをつけたらマルジェラになる」なんて話をよく聞くので。

ちなみに比較対象にする無印のカーディガンは、
今年の春に2300円に値引きされていたところを購入したものです。
元値は2980円だったような。値引きされているぐらいだから少し前のものなのかも知れません。


まず、正面からの画像の比較。

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マルジェラのニットの方が密に編まれているので生地感の違いは当然として、
シルエットもマルジェラのほうがやや上品というか、スタイリッシュな印象でしょうか。

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前から見た肩の作りはどちらも似たような形。
ちなみにマルジェラは後ろ身頃が前述のような作りになっていてハンマースリーブになっているのに対し
無印の方は後ろ身頃がラグランのサドルスリーブになっています。


次にボタンの比較。

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まあここらへんはやっぱり値段の差が出るところだと思います。
マルジェラはホーンボタンですが、無印はおそらくプラスチックでしょうか。


裾と袖口のリブの比較。

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マルジェラのほうは前身頃が後ろ身頃よりやや着丈が短い、お家芸とも言えるデザインになっています。


まあやっぱりマルジェラの方が各所に気が配られているというか、
色々工夫されているなあという印象はあります。
ボタン然り、ハンマースリーブ然り、着丈然り。

要は、こういう細かい違いの積み重ねにいくらお金を出せるか
ということなのかなと思います
(僕は気前よく出せないから散々購入を迷ったわけですが...)。

あとはどういう服に合わせたいかではないでしょうか。
マルジェラの肘パッチはかっちりしたシャツなど割ときれいめの格好にも合わせやすいですが、
無印だとちょっとラフすぎて合わない気がします(洗いざらしのシャツには合うでしょうが)。
逆に、よれたエイズTシャツに合わせるなら
僕はむしろ無印のカーディガンの方が合うような気がしています。

そもそもの定価が全然違いますし(20倍くらい)
ブランドの目指す方向性も違うと思うので
比較すること自体に無理があるというご指摘は尤もですが
無印とマルジェラは似てるところもあるけど
やっぱりちょっと違うんじゃないかということを
一度目に見える形で主張しておきたかったので
こんな記事を書いてみました。