マッキントッシュフィロソフィー トロッターコート ガトウィック

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こちらはマッキントッシュフィロソフィーのトロッターコート「ガトウィック」です。

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シェルには防風性と撥水性のあるパーテックス、
取り外し可能なライナーにはプリマロフトが使われています。
さらにパーテックスは形状記憶機能付きで叩くだけでシワなどが取れるという謳い文句付き。

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ライナーにはポケットも充実しています。

高機能素材を使っていて、軽くて、保温性があって、収納もある。
まさにビギン読者向けのコートと言えるでしょう。

ファッション好きな方からすれば、
「海外ブランドっぽく振舞っているけど、所詮、三陽商会の日本企画商品だろ」
という感じでしょうけど、通勤用にも使えて便利そうなので買ってみました。
実際、結構使いやすいです。


ただ、気になる点も幾つか。

まず、プリマロフトが少ない。
15年くらい前からワイルドシングスのプリマロフトジャケットを使っていますが
保温性はちょっと勝負になりません。
アウトドア用のダウンと、
ファッション性重視、かつ前を開けて着ることの多いステンカラーコートを比べるのは酷ですが
せっかくプリマロフトを使うなら、ちゃんと保温性を実感できる量を使って欲しいです。

また、ライナーに収納が多いのは良いことなのですが、
シェルにボタンで取り付けるタイプのライナーポケットに、
沢山ものを入れるとボタン部分にテンションがかかってシワと型崩れが起きるので
現実的に、あまり使おうという気にはなりません。

そして、最も納得いかないのがこれ↓

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まさかの水洗い不可。
マッキントッシュフィロソフィーのトロッターシリーズは
出張の多い社会人を主な対象としていて、水洗いできるポリ100%のジャケットが有名なので
このコートも水洗いできるのかと思っていたのですがドライクリーニング対象。
折角のプリマロフト仕様なのに。。
それならプリマロフトではなくダウンを使って、もっと軽量化しても良いのでは?

さらに、右のタグを見ると
「風合いを大切にした素材ですので、硬いものとすれると
チョークで書いたような白い線が出ることがあります」と書いてあります。
機能性重視のパーテックス仕様なのに。。


とまあ、なかなか突っ込みどころの多いコートです。
こういうところを見ても、実用性より、スペック・いばり重視、という感じがしますね。

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基本は仕事用ですが、カジュアルに着るなら
masao shimizuと合わせてシンプルに。

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シンプルすぎたら、YokooのSoopascarfを足せば、暖かさも増します。