マルジェラのタグ

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マルジェラのタグは取るべきか。
なんていう話がよく聞かれます。

「絶対取らない」
「マルジェラだと意識しなくてもいいくらい自分になじんできたらタグを取る」
「服が傷むので取る」
など様々な意見があり、中には
「海外の人はタグを取って着ている」
といった真偽が疑わしい情報まで聞かれます。

私自身は場合によって使い分ける派です。
⑩ラインのジャケットなどで胸の内ポケットの
下にタグが付いている場合は取りません。
取るメリットがないと思うからです。
それはViktor and Rolfのジャケットの
同部位についている封蝋を取らないのと同じ理由です。

Tシャツの場合は時によっては取る時があります。
それは洗濯の際にタグの糸が引っ張られて
穴が開くのがいやなときです。
ただし穴が開くかどうかはそのTシャツの素材によりますので
デリケートな素材を使ったTシャツの場合
(例えば07AWのI don't smoke Tシャツなど)
はタグを取りますが、
そうではないシャツの場合
(例えば06SSのアロハ転写シャツ)
はタグは取りません。

またニットなどの場合は基本的に
洗濯はしないので普通に着用していて
タグの紐に引っ張られてニットに
穴が開くことはありません。
そのためタグは取りません。
また黒のシンプルなニットなどの場合は
黒の中に白いステッチが
デザイン的なアクセントになっていると思うので
それはそれでデザインとして
大切にしたいと考えています。

ちなみに
「海外の人はタグを取って着ている」
という説は甚だ疑問です。
僕がパリに行った時には
首もとの4つの白いステッチを
街中やショップで普通に見かけることがありました。

マルジェラ自身が「タグは取って着て欲しい」と
思っているならばもう少し取りやすい
縫い付け方をしていると思います。
マルジェラ自身「ご自由に」と考えているのではないでしょうか。

色々偉そうなことを言ってきましたが
確かにステッチをこれ見よがしに見せびらかしている
人がいないこともないことは薄々感じます。
個人的にそれはあまりかっこいいことではないなと思うので
自分はそうならないように気をつけていこうと思います。